装着に難ありのK3003ですが、このままだと通常使用に支障があります。
eイヤホンでもケーブル角度を付ける事が出来なかったので調整をお願いするわけにもいきません。
結局のところ、ケーブルをイヤホンから下に出すと、どうしてもMMCXコンタクト分重みがかかるため振動で抜けやすくなります。
やはり抜けにくく安定する構造は耳掛けにして、MMCXジャックを本体の極近傍に用意するしか無さそうです。となると問題はMMCXジャックの固定です。
そこで、以前EX1000でプラグ変換アダプタをアクリルモールドで作っていただいたE4UAさんにご相談し、無理を承知で改造を依頼しました。
(高額イヤホンであることと、一度他で改造しているものなので何かあった時に対応しかねます、との事だったのですが失敗しても責任は問いません、全てこちらの依頼責任でお願いできませんかとの事で了承頂きました)
E4UAさんと何度か意見を交わし耳掛け方式でMMCXジャックを取り付けるため、shureの様な本体と一体化したような構造をアクリル形成で作って頂く事にしました。ケーブルを支えているゴム部分を完全に削り落としMMCXジャックを本体上に固定します。
早速ですが完成品です。K3003改二!
素晴らしい出来です。
ここまでしっかりした物に仕上げて頂けると思ってませんでした。まるで元々この形であったかのような一体感です。MMCXの角度はshureを参考に調整頂いたとのこと。黒いモールドはアクリル樹脂の形成で人体に触れても影響がないよう配慮されています。
早速装着してみます。ケーブルの角度もばっちりです。動いてもイヤホンが外れるような事はまったくありません。やはり耳掛け方式で正解です。耳掛けにしたおかげでケーブルのタッチノイズも全然出ません。
イヤーフックのついているケーブルもこれで無理せず使える様になりました。E4UAさんに心より感謝です。
実際のケーブルが付くとこんなかんじになります。
とてもいいです。知ってる人がみてもK3003には見えません(笑)
Kimberもこんな感じで普通に使えます。
まあこれでもKimberは持ち歩きしんどいんですがw
三度の改修を経てK3003のMMCX化(デタッチャブル化)は完了しました。
ちなみにこのK3003をeイヤホンのご担当者さんにお見せしたところ「当店でもモールド形成にチャレンジしてみます」との事でしたのでeイヤホンでもまた別の形成で依頼できるかもしれません。
(モールド形成が出来ればオリジナルの下出しも角度付けて出来るので現実的かも)
あと今回の改造はeイヤホンで出来なかったのでE4UAさんにお願いした、ではありません。
こちらが理想とする形が中々決まらず試行錯誤にお付き合い頂いた過程でE4UAさんにお願いしました。
eイヤホンの対応は親身で無理も大分聞いて頂きました。誤解無きようお願いします。
で、結局改造してどうだったか?
費用はかなり(何度もやり直したので)掛かりましたが、最高です!
もういろんな所に上々ねと褒めて上げたい、そんな気分です。
10万超えのイヤホンの改造なんて酔狂な事はオススメは出来ませんが、頑張った甲斐はありました。
whiplash+K3003なんて贅沢は中々できませんw
2015年9月11日金曜日
イヤホン紹介(5) K3003 その2
K3003ですが使い込むとそれなりに不満(と期待)が出てきます。
ケーブルを交換出来ないのでリケーブルによるチューニングを楽しめないことや、音はいいけど音場の狭さや低音の豊かさなどが曲によって物足りなく感じる、などです。
残念ながらK3003はチューニングの余地がノズルフィルタの交換くらいしかありません。このフィルタの交換は効果が大きすぎて調整にはちょっとキビシイ。
EX1000の件もありケーブル交換はかなり効果を期待できます。
かなり悩みましたがK3003をMMCX化する改造を行う事にしました。
MMCXにすればケーブル変え放題ですので、気になっているK3003のケーブルチューニングもやり放題です。
どうにもこの細いケーブルが気になってシカタナイ!
(思えばこれが泥沼への第一歩でした・・・orz )
さて問題はK3003のMMCX化をどういった方針で改造するか?
shure掛け出来ないと使えないケーブルもあることから耳掛けがベストです。
ただK3003は根本がゴム形成で下に向かってケーブルが垂れています。
これを回して耳掛けはちょっと無理があります。あまりに大胆な改造で失敗すると目も当てられません。
それに耳掛けだとK3003の簡単装着が損なわれます。
というわけで下出しの方向でMMCXでジョイントする改造にします。
改造をどうするか?自分でやっちゃう?サービスに頼む?
MMCXコネクタはかなり小さく細工には熟練した半田工作技術が必要です。
個人的に半田工作の技術は自信ありますが、MMCXコネクタの固定方法がいい方法が思いつきません。
ケーブル先端にぶら下げてジョイントは断線の危険性があるので駄目です。
いろいろ悩んだ結果、イヤホンのカスタマイズをeイヤホンで請け負って貰えるとのことだったので、思い切って頼んでみることにしました。
店頭で装着具合を相談しながら・・・出来た物がコレ
ジョイントプラグは長めで、内部に金属パイプが入っておりしっかりと固定されています。
元々付いていたケーブルもMMCXプラグを付けてジョイント出来るようにしてあります。
使った感じですが残念ながらあまりいいものではありませんでした。
まず長いプラグ部分が耳にあたり肝心のイヤホンそのものが耳奥まで挿しにくい。入らなくもないけど、その状態で外で歩き回ると振動でイヤホン自体が抜けやすくなってしまいます。
MMCXにすることでケーブルは変えられますが、イヤーハンガー付いてるものは使えません。これは元々分かっていた事ですが、いざ交換となるとかなり困りました。
オリジナルのケーブルを繋いで視聴したところ、妙に音が悪くなっています。(感じ、ではなくあきらかに音が悪くなった)イヤホン自身が耳奥まで入りにくいせいもあると思いますが、これでは改造したメリットがまったくありません。
またケーブルについても加工時に失敗があったようで、Y分岐が一部被覆が溶けて破損していました。装着問題もあることから、再度eイヤホンで調整改造を行って貰う事にしました。
・ ・ ・
eイヤホンにMMCXのジョイント角度の変更と改造部分が重いので軽量化、ケーブルの修理をお願いしました。出来た物がコレ
K3003改です(笑)
あんまり変わって無さそうで変わってます。肝心の角度は試してみたが固定が厳しくできないとの事でした。
ケーブルは修復されましたが少し短くなってしまい、結果的に使えなくなりました(泣)
ひとまず気を取り直してリケーブルです。
うーん・・・耳掛け出来なくもないんですが、かなり不格好です。
ちなみに写真のケーブルはkimber kableの改造品です。
音は最初に改造した物とくらべ問題なくなりました。前は何処か改造ミスがあったのかもしれません。
装着感はともかく、リケーブルの効果はありました。
標準ケーブルからいくつかリケーブルしてみました(プレイヤーはNW-ZX2です)
■Kimber Kabke
SonyがMDR-Z7用として販売しているKmber製のケーブルをMMCXに改造したものです。
オリジナルに比べあきらかに音場が広くなりました。低音も弾むような感じになります。
ただ上の写真みてのとおり、ケーブルが太く取り回しがよくありません。
■ALO Copper22
ALOの高級純銅ケーブルです。あまりレビューは見当たりませんが「凄い」ケーブルです。
元々K3003はバランス良い音が特徴ですが、Copper22に変えると全体的に音が明るくメリハリ強くなったように感じます。まるでイコライザーで高音低音補正したような感じを受けますが、ドンシャリではなく元気な音になるような感じです。
少し取り回しが良くないのが欠点です(ケーブルのソリが結構硬い)
■Whiplash Audio TWag V3 and TWcu V3
リケーブルの最高峰といえばWhiplashです。これは銀線と銅線のハイブリッドです。
Copper22と甲乙付けがたいのですが、Copper22ほど元気な感じはしませんが音場が広くなり低音も厚みが出ます。 音が濃くなる様な感じでK3003の上品さに深味が加わったような感じです。とてもいいです。
■AUDIOTRAK Re:Cable SR3
自作用にキットもでている銀線のケーブルです。
オリジナルと比べ明るくなった印象を受けます。本ケーブルはキンキンすると評価受けやすいですがK3003ではそんな事は無く銀線らしい高音の響きが魅力的なケーブルです。
■onso MMCXリケーブル 1.2m
この中では最も安価なケーブルです。ケーブル自体細くしなやかで取り回しは良好です。
音はニュートラル。オリジナルと比べてあまり違いは感じません。
ある意味K3003のケーブルはこれと同じくらい、ともいえるのでは無いでしょうか。
値段相応、といった所ですが一番いいのはwhiplashです。
時点でCopper22でしょうか。どちらも非常に高額なケーブルですが価値はあります。
改造自体は難アリですがリケーブルの効果は確実にあります。
その3に続きます。
ケーブルを交換出来ないのでリケーブルによるチューニングを楽しめないことや、音はいいけど音場の狭さや低音の豊かさなどが曲によって物足りなく感じる、などです。
残念ながらK3003はチューニングの余地がノズルフィルタの交換くらいしかありません。このフィルタの交換は効果が大きすぎて調整にはちょっとキビシイ。
EX1000の件もありケーブル交換はかなり効果を期待できます。
かなり悩みましたがK3003をMMCX化する改造を行う事にしました。
MMCXにすればケーブル変え放題ですので、気になっているK3003のケーブルチューニングもやり放題です。
どうにもこの細いケーブルが気になってシカタナイ!
(思えばこれが泥沼への第一歩でした・・・orz )
さて問題はK3003のMMCX化をどういった方針で改造するか?
shure掛け出来ないと使えないケーブルもあることから耳掛けがベストです。
ただK3003は根本がゴム形成で下に向かってケーブルが垂れています。
これを回して耳掛けはちょっと無理があります。あまりに大胆な改造で失敗すると目も当てられません。
それに耳掛けだとK3003の簡単装着が損なわれます。
というわけで下出しの方向でMMCXでジョイントする改造にします。
改造をどうするか?自分でやっちゃう?サービスに頼む?
MMCXコネクタはかなり小さく細工には熟練した半田工作技術が必要です。
個人的に半田工作の技術は自信ありますが、MMCXコネクタの固定方法がいい方法が思いつきません。
ケーブル先端にぶら下げてジョイントは断線の危険性があるので駄目です。
いろいろ悩んだ結果、イヤホンのカスタマイズをeイヤホンで請け負って貰えるとのことだったので、思い切って頼んでみることにしました。
店頭で装着具合を相談しながら・・・出来た物がコレ
ジョイントプラグは長めで、内部に金属パイプが入っておりしっかりと固定されています。
元々付いていたケーブルもMMCXプラグを付けてジョイント出来るようにしてあります。
使った感じですが残念ながらあまりいいものではありませんでした。
まず長いプラグ部分が耳にあたり肝心のイヤホンそのものが耳奥まで挿しにくい。入らなくもないけど、その状態で外で歩き回ると振動でイヤホン自体が抜けやすくなってしまいます。
MMCXにすることでケーブルは変えられますが、イヤーハンガー付いてるものは使えません。これは元々分かっていた事ですが、いざ交換となるとかなり困りました。
オリジナルのケーブルを繋いで視聴したところ、妙に音が悪くなっています。(感じ、ではなくあきらかに音が悪くなった)イヤホン自身が耳奥まで入りにくいせいもあると思いますが、これでは改造したメリットがまったくありません。
またケーブルについても加工時に失敗があったようで、Y分岐が一部被覆が溶けて破損していました。装着問題もあることから、再度eイヤホンで調整改造を行って貰う事にしました。
・ ・ ・
eイヤホンにMMCXのジョイント角度の変更と改造部分が重いので軽量化、ケーブルの修理をお願いしました。出来た物がコレ
K3003改です(笑)
あんまり変わって無さそうで変わってます。肝心の角度は試してみたが固定が厳しくできないとの事でした。
ケーブルは修復されましたが少し短くなってしまい、結果的に使えなくなりました(泣)
ひとまず気を取り直してリケーブルです。
うーん・・・耳掛け出来なくもないんですが、かなり不格好です。
ちなみに写真のケーブルはkimber kableの改造品です。
音は最初に改造した物とくらべ問題なくなりました。前は何処か改造ミスがあったのかもしれません。
装着感はともかく、リケーブルの効果はありました。
標準ケーブルからいくつかリケーブルしてみました(プレイヤーはNW-ZX2です)
■Kimber Kabke
SonyがMDR-Z7用として販売しているKmber製のケーブルをMMCXに改造したものです。
オリジナルに比べあきらかに音場が広くなりました。低音も弾むような感じになります。
ただ上の写真みてのとおり、ケーブルが太く取り回しがよくありません。
■ALO Copper22
ALOの高級純銅ケーブルです。あまりレビューは見当たりませんが「凄い」ケーブルです。
元々K3003はバランス良い音が特徴ですが、Copper22に変えると全体的に音が明るくメリハリ強くなったように感じます。まるでイコライザーで高音低音補正したような感じを受けますが、ドンシャリではなく元気な音になるような感じです。
少し取り回しが良くないのが欠点です(ケーブルのソリが結構硬い)
■Whiplash Audio TWag V3 and TWcu V3
リケーブルの最高峰といえばWhiplashです。これは銀線と銅線のハイブリッドです。
Copper22と甲乙付けがたいのですが、Copper22ほど元気な感じはしませんが音場が広くなり低音も厚みが出ます。 音が濃くなる様な感じでK3003の上品さに深味が加わったような感じです。とてもいいです。
■AUDIOTRAK Re:Cable SR3
自作用にキットもでている銀線のケーブルです。
オリジナルと比べ明るくなった印象を受けます。本ケーブルはキンキンすると評価受けやすいですがK3003ではそんな事は無く銀線らしい高音の響きが魅力的なケーブルです。
■onso MMCXリケーブル 1.2m
この中では最も安価なケーブルです。ケーブル自体細くしなやかで取り回しは良好です。
音はニュートラル。オリジナルと比べてあまり違いは感じません。
ある意味K3003のケーブルはこれと同じくらい、ともいえるのでは無いでしょうか。
値段相応、といった所ですが一番いいのはwhiplashです。
時点でCopper22でしょうか。どちらも非常に高額なケーブルですが価値はあります。
改造自体は難アリですがリケーブルの効果は確実にあります。
その3に続きます。
イヤホン紹介(5) K3003 その1
前回更新から少し間が空きました。
また更新していきます。
お次はAKGのK3003。10万オーバーの超高級イヤホンです。
型式 密閉3ウェイ・ハイブリッド型
出力音圧レベル(感度) 104dB/mW
再生周波数帯域 10~30,000Hz
最大入力 15mW
インピーダンス 8Ω(イヤホンでインピーダンス8Ωは珍しい)
AKGは何故か中堅機(N20)からいきなりこの超ハイエンドになります。
4~5万クラスのハイエンド機が無いのは納得できる製品が出来ないということでしょうか。
筐体はステンレス。10万超えるイヤホンは多数のマルチドライバーを組み込んで音作りしているものが多い中、K3003はダイナミック1機+BA2機というハイブリッド型です。
スマートなデザインで見た目も凄くオシャレです。
ノズル部分の金属フィルターが交換出来るようになっていて、高音ブースト、低音ブースト、バランスの3つから選べるようになっています(実際には各フィルタでBAとダイナミックの部分を塞ぐような形で音質調整してるみたいです。低音ブーストを付けるとほぼBAの音が聞こえなくなりダイナミック1機のような音になります)
ネットワークフィルタの様な構造ではないのは好感が持てます。
このクラスの値段のイヤホンなのにケーブルが交換出来ないのが最大の欠点でしょうか。
その代わりにケーブルをshure掛けせずにまっすぐ装着できる貴重なハイエンド機です。
ケーブルは布巻してあり、タッチノイズ対策もよく考えられています。細く、しなやかですが絡みにくく使いやすいケーブルです。(太さ的にOFCリッツ線でしょう)反面、プラグが細くハウジング部分が外れやすいのが欠点です。量販店のデモ機なんかだとよく外れてるのを見かけます(泣)
肝心の音ですが、もうこれは・・・最初聞いたときにため息がでました。
透き通る高音、量があるのに上品な低音、艶やかなボーカル。今まで聞いたどのイヤホンよりも衝撃的でした。特に中音のボーカルの艶やかさと高音の切れのよさで異様なまでに高解像度を感じます。このイヤホンじゃないと聞こえない音があって驚きました。
とにかく音のバランスと透明感が凄い。モニターライクとかではなく、音楽の世界にのめり込める、うっとり聴けるそんな音です。まさに「美音」と呼ぶに相応しい音です。
また音場は広いですがEX1000ほど広くありません。バランスの良さでまったく気にならないのですが、音像がしっかりと定位するせいか音が全体的に近く感じます。
低音寄りのヘビーロックのような音は苦手です。なんというか、なんでもかんでも上品に再生するのでヘビメタのような歪みの多い(悪い意味じゃないですよ)楽器を多く使い、荒々しさを表現する音楽は妙な部分だけ目立ってしまい変わった聞こえ方します。ディストーションギターのアームダウンだけ妙にくっきり聞こえたり(笑)
イイコトばかりでも無く、インピーダンスが8Ωとスピーカ並に低いため駆動できないプレイヤーも多いです。
音は鳴りますが、本来のK3003の鳴り方は楽しめません。K3003にはK3003iというiPhone向けのモデルもありますが個人的にはありえないモデルです。Androidスマホでも聞いてみましたが「良いけど10万超えの音してないよね?」みたいな感じになります。
ドライブさえ出来れば困ったことにK3003はアンプの善し悪しを分からなくするほどいい音で鳴らしてくれます。ディスクリートアンプとOPアンプ一石のHPAを聞き比べてもあまり差を感じないという、いいのか悪いのか分からない現象がおきます(笑)何聞いてもいい音に聞こえてしまうとんでもないイヤホンです。
低インピーダンスで高感度なのでプレイヤーのホワイトノイズが聞こえてしまうのも困りものです。メインに使っているNW-ZX2では結構ホワイトノイズが聞こえます。ポータブルアンプのPHA-3では聞こえません。
あとは・・・イヤーピースについて。
通常カナル型のイヤホンはイヤーピースでかなり音質の変化があります。
K3003も同様でイヤーピースでかなり変わってきます。
元々付属にコンプライのスポンジチップが付いているので、こちらに変えると遮音性が上がりますが全体的に音が大人しめになり解像度が落ちたように感じます(柔らかくなる、感じなのでこちらの方が好みの方もいるのではないでしょうか)
シリコンピースはSonyのノイズアイソレーションやダブルフランジなどいろいろ試してみましたが、結局標準品が一番しっくりきます。(というかK3003の標準ピースって取り寄せでもかなり高いですね・・・)
最大のネックはやはり価格でしょう。記事作成時点(2015/9)で14万以上の値が付いています。
海外製なので円高円安の影響をかなり受けるため、故障時に自分で対処できるのであれば海外通販で購入するのもアリでしょう。結構安く買えます(それでも$900は掛かりそうですが・・・)
とまぁベタ褒めのK3003ですが、使い込んでるとこれはこれで不満が出てきます。
というわけでその2へ続きます。
また更新していきます。
お次はAKGのK3003。10万オーバーの超高級イヤホンです。
型式 密閉3ウェイ・ハイブリッド型
出力音圧レベル(感度) 104dB/mW
再生周波数帯域 10~30,000Hz
最大入力 15mW
インピーダンス 8Ω(イヤホンでインピーダンス8Ωは珍しい)
AKGは何故か中堅機(N20)からいきなりこの超ハイエンドになります。
4~5万クラスのハイエンド機が無いのは納得できる製品が出来ないということでしょうか。
筐体はステンレス。10万超えるイヤホンは多数のマルチドライバーを組み込んで音作りしているものが多い中、K3003はダイナミック1機+BA2機というハイブリッド型です。
スマートなデザインで見た目も凄くオシャレです。
ノズル部分の金属フィルターが交換出来るようになっていて、高音ブースト、低音ブースト、バランスの3つから選べるようになっています(実際には各フィルタでBAとダイナミックの部分を塞ぐような形で音質調整してるみたいです。低音ブーストを付けるとほぼBAの音が聞こえなくなりダイナミック1機のような音になります)
ネットワークフィルタの様な構造ではないのは好感が持てます。
このクラスの値段のイヤホンなのにケーブルが交換出来ないのが最大の欠点でしょうか。
その代わりにケーブルをshure掛けせずにまっすぐ装着できる貴重なハイエンド機です。
ケーブルは布巻してあり、タッチノイズ対策もよく考えられています。細く、しなやかですが絡みにくく使いやすいケーブルです。(太さ的にOFCリッツ線でしょう)反面、プラグが細くハウジング部分が外れやすいのが欠点です。量販店のデモ機なんかだとよく外れてるのを見かけます(泣)
肝心の音ですが、もうこれは・・・最初聞いたときにため息がでました。
透き通る高音、量があるのに上品な低音、艶やかなボーカル。今まで聞いたどのイヤホンよりも衝撃的でした。特に中音のボーカルの艶やかさと高音の切れのよさで異様なまでに高解像度を感じます。このイヤホンじゃないと聞こえない音があって驚きました。
とにかく音のバランスと透明感が凄い。モニターライクとかではなく、音楽の世界にのめり込める、うっとり聴けるそんな音です。まさに「美音」と呼ぶに相応しい音です。
また音場は広いですがEX1000ほど広くありません。バランスの良さでまったく気にならないのですが、音像がしっかりと定位するせいか音が全体的に近く感じます。
低音寄りのヘビーロックのような音は苦手です。なんというか、なんでもかんでも上品に再生するのでヘビメタのような歪みの多い(悪い意味じゃないですよ)楽器を多く使い、荒々しさを表現する音楽は妙な部分だけ目立ってしまい変わった聞こえ方します。ディストーションギターのアームダウンだけ妙にくっきり聞こえたり(笑)
イイコトばかりでも無く、インピーダンスが8Ωとスピーカ並に低いため駆動できないプレイヤーも多いです。
音は鳴りますが、本来のK3003の鳴り方は楽しめません。K3003にはK3003iというiPhone向けのモデルもありますが個人的にはありえないモデルです。Androidスマホでも聞いてみましたが「良いけど10万超えの音してないよね?」みたいな感じになります。
ドライブさえ出来れば困ったことにK3003はアンプの善し悪しを分からなくするほどいい音で鳴らしてくれます。ディスクリートアンプとOPアンプ一石のHPAを聞き比べてもあまり差を感じないという、いいのか悪いのか分からない現象がおきます(笑)何聞いてもいい音に聞こえてしまうとんでもないイヤホンです。
低インピーダンスで高感度なのでプレイヤーのホワイトノイズが聞こえてしまうのも困りものです。メインに使っているNW-ZX2では結構ホワイトノイズが聞こえます。ポータブルアンプのPHA-3では聞こえません。
あとは・・・イヤーピースについて。
通常カナル型のイヤホンはイヤーピースでかなり音質の変化があります。
K3003も同様でイヤーピースでかなり変わってきます。
元々付属にコンプライのスポンジチップが付いているので、こちらに変えると遮音性が上がりますが全体的に音が大人しめになり解像度が落ちたように感じます(柔らかくなる、感じなのでこちらの方が好みの方もいるのではないでしょうか)
シリコンピースはSonyのノイズアイソレーションやダブルフランジなどいろいろ試してみましたが、結局標準品が一番しっくりきます。(というかK3003の標準ピースって取り寄せでもかなり高いですね・・・)
最大のネックはやはり価格でしょう。記事作成時点(2015/9)で14万以上の値が付いています。
海外製なので円高円安の影響をかなり受けるため、故障時に自分で対処できるのであれば海外通販で購入するのもアリでしょう。結構安く買えます(それでも$900は掛かりそうですが・・・)
とまぁベタ褒めのK3003ですが、使い込んでるとこれはこれで不満が出てきます。
というわけでその2へ続きます。
登録:
投稿 (Atom)







